スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【辞典詩集(仮)】ち:チョコレート。
店の中をゆっくりと一周して 2冊の雑誌とチョコレートを選ぶ。
10円玉が2枚足りなくて おつりの小銭がじゃらじゃらと鳴る。
帰り道は雨上がりにゆっくりとした風が吹いている。
模様替え途中の部屋のことを考え 歩く。
サッカーの日本代表の事や 晩御飯のカレーの事や
隣の国との政治問題について 少し考える。
それから君のことを少し。
家まではまだ10分ほどある。
君のことをもう少しだけ考える。

マンホールの上に置かれた自転車のチェーンロック。
細い路地のつきあたりにある喫茶店。
気になるものをいくつか横目に見て 家まではもうすぐ。
この時もまだ 僕は君のことを考えていただろうか。

部屋の灯りをつけ 鞄を椅子の上に 鍵を机の上に。
紙袋から雑誌を取り出し ぱらぱらとめくる。
窓を開けて風を入れる。

袋を捨てようとして まだチョコレートを出していないのに気付く。
チョコレートはぐにゃりとした感触で 僕はそれを冷蔵庫に放り込む。

僕は愛について まるで何も知らない。
それでもどこかで その存在を感じている。信じ始めている。
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 A small ,good thing all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。