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【辞典詩集(仮)】し:シャープペンシル
いつも隠れてばかりのシャープペンシルがいた。
鉛筆やコンパスや 時には無理矢理消しゴムの後ろに隠れたり
隙を見ては机と壁の間に逃げ込んだり。
彼は人に使われるのが嫌いなわけではなかった。
体をすり減らすのが嫌いなわけではなかった。
自分が通った後に きれいな言葉や難しい記号が次々と表れるのを見ると
仕事をやり遂げた充実感を持ったし 少し得意げな気持ちにさえなった。
でもシャープペンシルは知っていたのだ。
自分がシャープすぎて 仕事をするたびに紙たちを傷つけている事を。
「僕が僕である限り 僕はずっと誰かを傷つけ続けるしかないのだろうか」
彼は悩み ある夜こっそりと旅へ出た。とても長い旅になった。
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