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【辞典詩集(仮)】え:駅
【辞典詩集( 仮)】え:駅

君は全て分かっていたのだろう。
僕の気持ちも。ささやかな強がりや小さな嘘も。
去っていく君の背中はしゃんとしていて とても美しかった。
君は一度も振り返らずにホームの人混みにまぎれ
やがて君の電車は 君の街へ向けて静かに滑り出した。

僕の電車までにはまだ少し時間があった。
その間に僕は 君の横顔に浮かんだ沈黙の意味を考え
君の街の方を見やり 少しだけ空を見上げた。
君と飲んだコーヒーの空き缶はそのままの距離で足元に2つ並んでいた。

電車が入ってくる。僕は空き缶を手に取った。
それは思ったよりも冷たくなっていて 僕の体温を少し奪っていった。

僕は君を忘れることができるだろうか。
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